夜景の見える場所でのプロポーズ

夫は運がない。ここぞ、というときはたいてい、ありえないことが起きる。

プロポーズの時、無骨な夫はいろいろ下調べ(笑)をし、夜景の見える観覧車の中でプロポーズをしよう!と思い立ったらしい。

夫の運のなさを知る友人達からはそりゃあ心配され、あれこれチェックされ、当日は密かにストーカーまがいの見張りがいたほど…心配されていた。肝心な時に必ず大きな失敗をする、というのはそれほど有名だった。

当日。デート最初からガチゴチに緊張していたので、今日もしかして、プロポーズしてくれるのかな、と期待していた私。

予約まで入れてた観覧車のなか、夜景を見ながら黙り込む夫。

私も期待して夫を見つめ黙る。

「俺は本当にツイてなくて、これから先も、ひょっとしたらすごい苦労をかけるかもしれないけれど、け、け、け」

あと一言だろ、頑張れ、と謎の応援する私。

「結婚してくだしゃ!」

最後で噛んだ。夫は立ち上がり、指輪を差し出そうとしてよろけた。どん、と入り口のドアに手が当たったら、

開いた。

慌てて反対側に転げる夫。ぐわんぐわん揺れるゴンドラ。

ドアは外に向かって開いているため、体を乗りだし手を伸ばして閉める勇気もなかった。

夫と二人手を繋いで、ゆっくり降りていくのを待った。

下に近づくにつれ、なんか悲鳴みたいな声が…

「夫ぉぉ!失敗したのかああ!だからって死ぬなあ!」

ストーカー部隊の友人一同だった。頂点でいきなりゴンドラのドア開いて夫が見えたので、断られて悲観して飛び降りる気だと思ったらしい。

友達には否定して、遊園地の人にしこたま謝られて、帰りに皆で飲みに行って…私は返事をしそこね、結局翌日電話で返事した。

夫はあれだけ頑張ったのにロマンチックにならなかった。

ちなみに親への挨拶やら式場予約の時もいろいろあり、本当にコイツと結婚して大丈夫か的な話にもなったが、なんとか結婚できた。

披露宴で、友人有志一同により再現ビデオが流されたので、夫のハプニング体質は親戚中に知れ渡ることになった。

本人はしばらくへこんでいた。

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